kumagusuku（クマグスク）は京都の中心地からすこし西、朱雀と呼ばれる地域にあります。
2013年に小豆島（瀬戸内国際芸術祭2013）で産声をあげ、2015年からこの場所で宿泊型のアートスペースとして約5年間営業してきました。4つの客室とギャラリースペースからなる小さな宿です。展覧会をはじめ演劇の公演や演奏会、マルシェなど様々なイベントを宿泊のもつ時間を媒介として提供してきました。

しかし、2020年、kumagusukuは世界的に起こったパンデミックを機として、2020年5月末日をもって宿泊業としての営業を終えることを決断しました。
これは大きな決断ですが前向きな決断でもあります。

私たちは、アートとは単に癒しや美しさのためだけでなく、日常をあらたな視点から捉え直し、世の中に様々な問いを投げかけるものだと思っています。
kumagusukuはそのようなアートと人が出会うための場です。

この1年で多くのことが様変わりしましたが、私達にとって何が重要かを改めて考える機会であったようにも思います。
kumagusukuが多くの人と共に築いてきたこの"場"が今後どうあるべきなのか？それについての答えはそう簡単には出ませんが、そのための一歩として、2021年3月6日にkumagusukuをリニューアルオープンすることとなりました。客室や浴室やキッチン、共用部…、宿の機能を担っていた部屋のひとつひとつが小さなお店となり、全部で12店舗が入居する『小規模アート複合施設』となります。ここからまた新しいkumagusukuが始まります。

このオンラインショップは、リニューアルしたkumagusukuにて取り扱っている商品や過去に行われた展覧会カタログ、オーナーである美術家矢津吉隆の作品の販売などをおこなっていきます。

どうぞよろしくお願いいたします。

kumagusuku代表
矢津吉隆

kumagusuku website
www.kumagusuku.info